フルスはハーモニカと同じくリードに空気を当てて振動させ音を作る「フリーリード楽器」の1種です。簡単に音が出ますが腹式呼吸の少し圧力のある息が必要です。また強すぎても音に微妙な陰影がなくなって平板な演奏になるので息の調節が重要です。音の美しさは息の圧力や速さなどに関係して奥深くフルスの魅力を最大限に引き出すために研究すべき点です。
伝統的7孔フルスの改良
伝統的な7孔フルスはソラシドレミソラの8音と弱奏で出す最低音ミの合計9音で、「月光下的鳳尾竹」や「美麗的金孔雀」などの名曲があります。フルスはファや半音の音程が不安定で演奏に使えず音域も狭いため多くの人が改良を試みました。彭超は音孔数を9にすることで音域をドまで拡大し半音も完全に演奏できるようにしてこの問題を解決し2011年実用新案権を取得しました。