九孔フルスの構造・名称
胴部(音斗)
この部分はいくつかの呼び名があり古い教則本には音斗と記載されています。瓢箪内に空気を溜めてドローン管の演奏を容易にしバグパイプのバッグ(留気袋)と同様の働きをしています。瓢箪を付けることで音色が若干変化しますが音の大きさは変わらないため共鳴胴としての働きは無いと考えられます。この部分を共鳴箱と記載している本もありますがそうした理由でこちらでは頭部(吹き口)胴部(瓢箪)脚部(主管、ドローン管)の名称で呼んでいます。
調律棒
製造時はA=440Hzでその楽器の「ド」で調律しています。他楽器と合わせるなどピッチを変える必要ができたときは主管上部の調律棒を上下させて「ド」で調律します。ただしこの調整はフルートで言えば頭部管の反射板を動かすのと同じですので大きく位置を変えると音程のバランスが悪くなります。ピッチを上げると高音部が上ずる傾向があるため必要に応じて変え指で対処します。最初の位置に戻す場合は、チューナーで合わせるのではなくドローン管と一緒に演奏し和音の響きを聴いて調整してください。ドローン管に調律棒はなくピッチは固定されています。
リード
サックスのように1枚のリードですべての音を作り出すため繊細な調整が必要です。九龍吟では独自の材料を使って彭超が入念に加工し低音から高音までまんべんなく豊かに響くよう仕上げています。フルスのリードは消耗品ではありませんのでメンテナンスをすればずっと使い続けられます。
通奏管
副管またはドローン管とも呼ばれミとラの2本が主管の左右にあります。下部の栓を外して音を出します。主に伝統的な曲を独奏するときに使い新しい曲ではあまり使われません。3本一度に演奏するときはかなり息の量を必要とするため循環呼吸が使われます。演奏例
お手入れ方法
リード調整
高音または低音が鳴りにくくなったときや雑音が混じるようになったときはカッターのような薄いものを差し込んで慎重にリードを持ち上げ調整します。(もっと見る)リードを削ったりすると音が出なくなるので絶対なさらないでください。
メンテナンス
水分があれば緑青が発生しやすくなるため、演奏後は管を抜いてしばらく乾燥させます。リードは非常に繊細にできているのでできるだけ触れないようにしてください。
胴部(音斗)
この部分はいくつかの呼び名があり古い教則本には音斗と記載されています。瓢箪内に空気を溜めてドローン管の演奏を容易にしバグパイプのバッグ(留気袋)と同様の働きをしています。瓢箪を付けることで音色が若干変化しますが音の大きさは変わらないため共鳴胴としての働きは無いと考えられます。この部分を共鳴箱と記載している本もありますがそうした理由でこちらでは頭部(吹き口)胴部(瓢箪)脚部(主管、ドローン管)の名称で呼んでいます。
調律棒
製造時はA=440Hzでその楽器の「ド」で調律しています。他楽器と合わせるなどピッチを変える必要ができたときは主管上部の調律棒を上下させて「ド」で調律します。ただしこの調整はフルートで言えば頭部管の反射板を動かすのと同じですので大きく位置を変えると音程のバランスが悪くなります。ピッチを上げると高音部が上ずる傾向があるため必要に応じて変え指で対処します。最初の位置に戻す場合は、チューナーで合わせるのではなくドローン管と一緒に演奏し和音の響きを聴いて調整してください。ドローン管に調律棒はなくピッチは固定されています。
リード
サックスのように1枚のリードですべての音を作り出すため繊細な調整が必要です。九龍吟では独自の材料を使って彭超が入念に加工し低音から高音までまんべんなく豊かに響くよう仕上げています。フルスのリードは消耗品ではありませんのでメンテナンスをすればずっと使い続けられます。
通奏管
副管またはドローン管とも呼ばれミとラの2本が主管の左右にあります。下部の栓を外して音を出します。主に伝統的な曲を独奏するときに使い新しい曲ではあまり使われません。3本一度に演奏するときはかなり息の量を必要とするため循環呼吸が使われます。演奏例
お手入れ方法
リード調整
高音または低音が鳴りにくくなったときや雑音が混じるようになったときはカッターのような薄いものを差し込んで慎重にリードを持ち上げ調整します。(もっと見る)リードを削ったりすると音が出なくなるので絶対なさらないでください。
メンテナンス
水分があれば緑青が発生しやすくなるため、演奏後は管を抜いてしばらく乾燥させます。リードは非常に繊細にできているのでできるだけ触れないようにしてください。