音域
ソからドまで(例 小C調の楽器の場合gからc2まで、G調の楽器の場合はdからg1まで)で弱奏するとミの音が出せます。

調律
製造時はA=440Hzでその楽器の「ド」を合わせてから他の音孔のピッチを微調整しています。もしピッチを変えるときは主管上部の調律棒を上下させて「ド」で調律します。棒を中に押し込むと全体の音程が上がり抜くと下がりますがこの調整は少し注意が必要です。→もっと見る

2重奏での調性の組み合わせ
フルスは音域が1オクターブ半と比較的狭い楽器です。音域をカバーしあい、しかもシャープ、フラットの少ない調性の組み合わせが望ましいため下のような組み合わせ例があります。
 
       高音部        低音部
         小D     Gまたは大D
         小C     GまたはF、大C
         ♭B     Fまたは大♭B
          G     大Cまたは大D
          F    大Cまたは大♭B

ただし小Dは音孔の間隔が狭いため手の大きな人には演奏が大変で大Dや大Cの楽器では逆のことが起こるため、楽器の選択に手の大きさも考える必要があります。